チャングムの誓いの主人公 ソ・チャングム(徐長今) は李氏朝鮮時代に実在した医女でした。
現在のドラマの物語自体は創作されたものですが、 チャングムにイ・ヨンエ(李英愛)を抜擢
し、華やかな宮廷ドラマとして脚色され、 日本においても多くの方の関心を惹きつけてきまし
た。
物語のなかでは、チャングムは挫けないタフな精神力と持ち合わせた才能をもって、女官、医女、
水剌間最高尚宮を経て、長今に“大”を付けた“大長今” の称号を受け、 当時の朝鮮王から絶
大な信頼を得たとされています。またグミョンとの料理対決も本ドラマの見せ所の一つで、こう
した対決、それに出会いと別れなどを通して、一人の女性としてたくましく生きていった半生を
描いています。
またこのドラマでは、 チョンホという文官・武官という科挙試験に合格したエリート両班 (文
武における貴族階層)、チャングムと幼少期からのライバルである 水剌間最高尚宮 正五品 チェ
・グミョン(クミョン)‥ らとの料理対決、恋愛、韓国特有の血族‥・ 王宮のなかでこれらが微
妙に揺れ動く様が描かれています。
ちなみにクミョンはチェ一族。他に王様の子供を身ごもるヨンセンなどが登場します。